実践ストレスコーピング 著書「コーピングのやさしい教科書」の紹介

コーピング

このページでは、
日々ストレスの中で生活している
私たちにとって非常に重要である
ストレスコーピングについて、
その内容と実践についてお伝えしていきます。

今回はストレスコーピングに関する
おすすめの本を紹介します。

タイトル:コーピングのやさしい教科書
  著者:伊藤絵美
 発行所:株式会社 金剛出版

本の概要

ストレスのセルフケアにあたって、
重要となる考え方と手法に
コーピングがあります。

コーピングは
きっかけも反応もさまざまなストレスに対して、
その1つ1つに気付きを向け、
適切な対処を意図的に行っていくものです。

しかし、「あるストレスに対してこのコーピングを使えばよい」
といった一般化はできませんので、
気付いたストレスに自分自身できめ細かく対処する必要があります。

また、コーピングは技術であり、
繰り返し実践を通して身につくものであると著者は述べています。

この著書では自分のストレスを知り、
それに対処していくための方法(コーピング)を、
ワークを通して学んでいくといった内容になっています。

感想

この本のおすすめしたい点は、
自分のストレスを知り、
自分に合ったコーピングを見つけていくための
ワークがとても分かりやすく、充実しています。

しかし、実際にワークをするとなると
ある程度時間が必要にはなります。

しかしこのワークを進めていく事で、
自分がストレスと感じている事によって
どのような身体の変化や感情が起きているのかを整理できます。

こうした整理の仕方を身に着けておくだけでも、
ストレスに対処するスキルが上がっていきますし、
これ自体がコーピングになっていきます。

その他に参考になった内容として、
「スキーマ」という考え方が書かれていたことです。

著書で取り上げているスキーマは
「早期不適応的スキーマ」と呼ばれているものです。

このスキーマに照らし合わせて自分自身を振り返ると、
とてもよく当てはまる事がたくさん出てきたという発見がありました。

私は「自己犠牲」・「完璧主義」・「孤立」の3つが
参考になりました。
他にも多くのスキーマが紹介されているので、
皆さんにも何か1つは当てはまるものがあると思います。

まとめ

「コーピングのやさしい教科書」は
自分自身でワークを進めていきながらコーピングを学んでいくのに
とても良い著書だと思います。

今後私自身もコーピングを実践して、
技術を身に着けていきたいと思います。

ささやかではありますが、
その実践についてを今後紹介していきたいと思います。

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